2017.02.05

時間の流れは本当に早い。
気がつけばもう、帰国前夜。
現実へと帰る時間だ。

嬉しいことに、ひたすらに楽しい時間だった。
自分には大好きな人がこんなにいて、いつでも迎えてくれて、また送ってくれる。
そんな幸せを噛み締められた。

自分の家庭環境が韓国人だとはいえ、自分個人の文化的ベースは日本であることを痛感した。
とにかく楽なのだ。
この国にいることも、この国で出会った人と過ごすことも。
自分がこの国で育ったこと、誇りにしてもいいなと思う。

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友達のひとりに言われた。
私の生活が、プロ野球選手のようだと。
シーズン中はせかせか働いて、シーズンオフになったら離れて思いっきり休む姿が。
言い得て妙だと納得した。

ほとんどの友達が社会に出て働く姿を見ながら、たくさんの刺激を受けた。
学期中はもちろんつらいけれど、大好きな人たちががんばって暮らしているのだから、私もがんばらなくては。
また、こうやって笑って会うために。


口では冗談のように「韓国に帰りたくない」と言うけれど、言うほど抵抗感を感じているわけではないし、それはそれでわくわくしている自分もいる。
また始まる生活を、もっと肯定的な気持ちで迎え入れたいと思う。
そう思えるだけの力を、この休みの間たくさんもらったからだ。


短くて長いこの時間、会えた人も、会えなかった人も、本当に私の心の支えになっていることを実感した。
今の時代、さらっと飛び越えられるこの距離に感謝して、また私の生活に戻ろう。

2017.01.27

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5日間、北海道へ旅をした。
実は、とあまり知られてないことだけど、私が1歳になるまで北海道に住んでいた。
もちろん、北海道で過ごした日々は私自身の記憶にはないけれど、私の家族のルーツでもある。
引越し以来、北海道へ最後に訪れたのは小学校に入る前の夏で、冬の北海道に訪れるのは引越してから初めてだった。
家族の話と、何本かのビデオテープと、写真で知っていた冬の街に初めて足を踏み入れた。
我が家のルーツ、日本移住の始まりの地。
短い時間、本当にたくさんのことを考えたし、たくさんのことを思った。
けど、両親の姿を見ながら、あぁ今連れてこれてよかったとも思った。
どんな記憶であれ、私たち家族がここで過ごした日々は、消えることない真実なのだ。


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真っ白い街は、呆れるくらい非現実的だった。
北国は、肌がぴりっとして、鼻がツーンとして、やはりソウルのそれよりも寒かった。
母は「またここで住もうとしても、もう住めないかな」と苦笑していた。
極端な寒暖が苦手な私も同意だ。
でも、とても好きになれた。
やっと、この街に来れてよかった。
このタイミングで。


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ソウル→東京→北海道→東京、と移動しているのに、東京は東京で寒いのはなぜなのか。
気づけば、ここで過ごす日々も残りわずか。
残った時間は、本当に本当に大切に過ごしたいところ。

2017.01.18

人に会って、食べてしゃべって、エネルギー切れたら休んで、また人に会って…というのを繰り返す毎日。
日々を言葉に残す暇もないことは、とにかくありがたいと思う。

「高校生のときは楽しかった」「大学生のときは楽しかった」と口にすることが多いけど、ある瞬間ふと、「今」が楽しいのかとハッとした。
どの瞬間も、自分が今という時間に集中できてなかったんだなぁと思った。
最近はとにかく「serendipity」という単語がずっと脳裏にあって、今年の目標にしたいと思っている。
ついつい、勝手に計画を立てて、その計画を達成しようと意固地になってしまう。
それもけっきょく、今に集中できず、周りを見ずに自分のことしか見ていないということだ。
柔和に対応して、どんな状況でも、そのときそのときを楽しめるように。


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2017.01.12

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食べてばっかりの毎日。
おいしいものを食べて、会いたい人たちに会って、たくさん話をして、これ以上の幸せがあるだろうか。
毎日のように会っていたあの頃と違って、1年に1回ほどのペースで会うことに慣れてしまった。
会うたびに「久しぶり」と言って、空白の時間をたくさんの言葉で埋め合う。
それは寂しいことかもしれないけど、不思議なことにこういう時間を大切に感じる。
昔は、なんとなく聞き逃していた言葉も、ひとつひとつ受けとめる心持ちができたからかもしれない。

一緒にいた場所を離れて、社会に出て、いずれ家庭も作るだろう。
もしかしたら、どんどん今以上に会えなくなるのかもしれない。
そう思えば思うほど、今わたしに与えられた時間を大切に思えるのだ。



昔の話をするたびに、気づけば遠くまで来たことを思わされる。
10代の自分を遥か遠くに感じる。
あの頃の自分は、こんな場所でこんなことをやっているとは思わなかったんだろうなぁ。

2017.01.08

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大学の友達と久しぶりに会った。
友達の希望でスヌーピーミュージアムに行ったのだけど、予想以上に楽しくて、かなりはしゃいだ。
PEANUTSのキャラクターはどれもかわいいのはもちろん、原画で原語で読めるのが良かった。
完全に理解できるほど英語ができるわけではないけれど、ニュアンスを読み取れたり、原語の雰囲気が分かるので。
ジョークとしてフランス語がちょいちょい登場してたのだけど、こういうのも翻訳版だけ読んでたら分からないよなぁと。
ちなみに、日本語の代表的な翻訳家は、わたしも大好きな詩人の谷川俊太郎さん。
原語と日本語訳を並べて読みながら、彼の言語センスにもうっとりした。


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そのあとは、わたしがずっと気になってた甘味処のために上野に行き、新宿に行って買い物してカフェでまったりと。
この子と遊ぶときは、よく動きよく食べる。
近況と大学生活の思い出話を中心に、とにかくたくさん話をした。
大学生のときのように、都内あちこち動きながら、いろんなものを食べて、話して、しあわせな時間を過ごした。


わたしはよく、自分の環境について嘆いたりするけれど、周りの人の話を聞きながら、大変なのは自分だけじゃないという当たり前なことに気づかされる。
誰がいちばん大変か、という不幸比べみたいなことはしたくないけれど、誰かの話を聞いて、その立場を想像して、共感してあげるということが、対人関係で大切なことじゃないのかなと思う。

早いもので、帰省して2週間が過ぎようとしている。
あとひと月近くの残りの時間、せめてゆっくり進めと願いながら、瞬間を貴く扱いたいな。

2016.01.05

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ひたすら買い物をした1日。
家族と遊ぶのが相変わらず好きで、ハタチ過ぎても甘えまくっている。
それも、あと何年も残されてないかもしれないから…と言い訳をして。
アウトレットをまわりながら、靴、シャツ、カーディガン、下着…ほしいものをこれでもかっと揃えた。
韓国で買わずに我慢しているよかった。


小さい頃、といっても高校生ぐらいまで?は、家族と遊ぶのがあんまり好きじゃなかったし、家族と時間を過ごさなきゃいけないのが嫌だった。
大人になったのかな。
今の形としての家族が続くかぎり、この関係を大切にしたいと思う。


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久しぶりに食べた親子丼が、おいしくておいしくて、大袈裟ではなく感動した。
こんなにおいしかったっけ?
ここにしかないものが分かるようになって、大切にできるようになったかな。

2017.01.04

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相変わらず、ごろごろして過ごす年明け。
まぁ学期中に「なにも目的をもたずごろごろしたい」と常に願っていたので、こういう時間も必要だと思う。

あまり年末年始を感じず、年を迎えてしまったので、相変わらず実感がない。
のんびりしながら、本に手を伸ばすのも悪くない。
この前、古本屋さんで大量に本を買ったのだ。
ネットで買うのは楽だけど、やっぱり本は本棚から選びたい。


あとで、こういう何もない時間をうらやましく思う日が来るのだろうから、今はとにかくこの時間を大切にしたいと思っている。