2017.03.31

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週の途中、急な体調不良により、強制的な一時停止。
自分のだめっぷりにへこんだけど、考えてみれば体調を崩すのも無理のない日々だった。

食べるのがめんどくさくて、誰かと食べるとき以外は、本当に適当に食べていた。
お昼代節約に、と毎昼サンドウィッチを手作りしていたけど、考えてみれば栄養は偏っていたし、量も多くはない。
決定的だったのは、睡眠時間だろう。
最低でも6、7時間は寝ていた前学期と比べて、今学期は圧倒的に睡眠時間を削っていたし、そもそも眠気がこないで寝れないまま、次の日朝早くスタートを切ることもあった。

こんだけ無理をしていたのは、それだけ焦っていたのだろう。
今学期は本当に忙しい。
毎学期こんなことを言っているし、もちろん忙しさは相対的なものだけど、授業の負担を考えると、どうしても今学期が絶対と言い切りたくなる。
一日を線で区切って、最低ここまでというノルマを作っても、時間が足りない。

加えてわたしは、完璧主義という一面がある。
なにごとにでも発揮されるわけではないけれど、必死になればなるほど、「完璧に仕上げたい」という欲がでる。
それはだんだんと意地になって、わたしをひどく苦しめる。
熱量は大事だと思うけれど、わたしのこの習慣は、結局自分の首を絞めるだけである。


水曜、木曜、と2日続けて休んで、今日は病院に行ったあと学校に行った。
水曜は授業がふたつあるのだけど、ふたつとも休んでしまった。
一応教授に連絡はしたものの、ぽっかりと穴をあけてしまうのはかなり不安。
ありがたいことに、同じ授業を取っている研究室の人が、ノートと録音ファイルをくれた。
本当に本当に、こういう気遣いはありがたいと思う。


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考えてみれば、1学期目のときもこういうのがあった。
ある日ぷつりと電源が切れたように、身体が熱くなり、動かなくなるのだ。
こういうのを知恵熱というのだろうか。

わたしは幼い頃、父親に「倒れるまで勉強してみろ」と挑戦的に煽られたことが何回かあった。
勉強をなんとなくでこなしていたし、こんなに魂をかけて勉強するようになったのは、大学院に入ってからだ。
こういう習慣で幼い頃から生きていたら、今わからないことに躓くこともなかったのかな、と無謀なifをしてみるけれど、過去の自分が今の自分を形成しているのはまちがえのないことで。

わたしは、根っこに自己否定の気持ちが強いし、今もまだそれを克服するために向き合う過程の途中だ。
とはいえ、今の生き方はきらいじゃない。
なにかに夢中になって、魂を削るように生きる切実な毎日が。


まぁ、何事も体調が大事なわけで。
特になにもない今の自分にとっては、身体が資本なわけで。

がんばるのもいいけれど、健康はちゃんと管理しなくては、と自分の体力のなさと体調管理の甘さを実感。
睡眠と食事を、もっとちゃんとしてあげよう。
焦って睡眠削っても、長い目で見たら効率が悪いので。


さて、3月がおわる。
まだ開講してひと月しか経っていないのか、という気持ちが強い。
大学院の時間の流れの速さは異常で、「だから大学院生は老けるのが早いのよ」という先輩の言葉を思い出す。

日々の積み重ねがいつかのわたしを作るのだから、もう少し毎日毎日の自分を大切にしてあげよう。

2017.03.27

忙しなく過ぎる1日1日。
週末は秒速で終わり、新しい1週間が始まった。


週の初めは、本当にしんどい。
やることの終わりが見えない。
圧迫感に胸がつまりそうになる。

何度目か分からないため息をつきながら、ほとんど意地だけで前に進む。


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大好きな人に花束を贈った。
本当はもっと早く渡したかったのだけど、物理的に時間がなくて、随分遅くなってしまった。

申し訳ない気持ちで渡したのだけど、喜ぶ顔を見た瞬間、どうでもよくなってしまった。
単純なんだなぁ、感情って。
人に花を贈ったのって、いつ以来だろう。


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昨日は仲のいい友達に会ってきた。
去年からたびたびここにも登場する彼女なんだけど、最近大学を卒業した。
その後の進路予定が大きく変わって、もう少ししたらフランスに行ってしまうことを知った。

去年は特に、生活も慣れず、仲のいい友達もあんまりいない中、なんとかがんばれた理由のひとつに彼女との出会いもあったと思う。
それだけに、もう少ししたら来る別れが寂しい。
だいたい見送られる立場にいた私だけど、自分が見送る立場になるのは寂しいな。



最近、変な話になるけど、眠れない。寝不足だ。
もちろん、私は体力もないし超人人間ではないので、どんなに焦ってても最低5時間は寝るようにしている。
一応その通りに睡眠時間を割り当て、いざ寝ようとするのだけど、「あぁ、この時間は何もしなくていいんだ。休んでいいんだ。寝ていいんだ。」と思うと、うれしすぎて心がどきどきして、その興奮で眠りにつけなくなってしまうのだ。

自分でも、こんなことがあるのかと自身を疑うけれど、しょうがない、実際に身をもって体験しているのだから。
おかげで悪循環が進んで、やることはひたすら終わらないのに、体力はどんどん削られていく。

せめて、授業の前日はちゃんと寝たい。
寝不足で授業に出ると、教授に突っ込まれたときなんのカウンターもできなくなり、事故を起こすので。



あともうひとつ。
この場所で日記を書き始めて、今日で1年になった。

私はもともと文字を書くことが好きで、ずっと前から場所を転々としつつ、インターネットで書き続けていた。
だからあまり、1年という単位を大きくは捉えられない。
だけど、ここで文字を書いた1年は、私の人生のうち他の1年と比べて、かなり激動の時間だった。

ここに書いていたことは、胸のうちを正直に明かすこともあれば、誤魔化すときもあった。
確実に言えるのは、この場所で書きながら昇華させる行為を通して、私はなんとかがんばってこれたのだと思う。

この場所で書くことがいつまで続くかは分からないけど、習慣として生活の一部になっていることは確実だ。
誰がいても、誰もいなくても、私はどこかでずっと書き続けると思う。

2017.03.23

激動の水曜日を終え、週末のような木曜日を過ごした。

勉強自体はすごく楽しい。
特に今期は、本当に自分の好きな分野の講義を取っているから。


最近は、だいぶ韓国語に関して自分のペースを掴めて、普段の生活で語学で苦労はしないのだけれど、やはり授業となると違う。
討論でしゃべっていると、自分の頭の中がぐちゃぐちゃで、何をしゃべっているのか、しゃべりたいことはなんだったのか自分でも分からなくなる。
そのたびに、すごく落ちこんでしまう。

まぁ、当たり前なことに、これは韓国語の問題だけじゃない。
そもそもの前提で、私の頭の中でアカデミックな内容を整理できていないからだ。

ひとつ乗り越えても、次々とハードルが前に置かれる。
うん、危機感を持つことは大事だけど、あまり思い詰めないように。
私はちゃんとがんばれているはずだから。


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そして今日の夜は、久しぶりの友達と会った。
3人でお好み焼きを食べ、足りないといってチキンをハシゴした。

私以外の2人は年下だけど、それぞれの場所でがんばっている。
やっぱりこうして、がんばっている人たちの話を聞くと、刺激になっていいなぁ。

そのあとはカラオケに行ってカロリーを発散。
たまにはこうやって、学生のように遊んでもいいはず。




今シーズン唯一見ていたドラマ、『カルテット』が終わってしまった。
こうやってリアルタイムで追うこと自体が久しぶりで、毎週わくわくしていただけに、楽しみがひとつ終わってしまって寂しい。

白黒はっきりしないこと、ダメなことを肯定してくれる、やさしくてあたたかい作品だった。

2017.03.21

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同期がカレーを持ってきてくれて、サラダやパンを加えて、少し豪勢な夕食を食べた。

ルーがバーモンドカレーで、久しぶりに食べた日本のカレーだった。
私はカレーがすきで、特に母の作る家のカレーが大好きなのだけど、この前帰国した際には、残念ながら食べれなかった。
本当に久しぶり、しかもこういう家のカレーは1年以上ぶりだと思う。

久しぶりに食べた日本のカレーは本当においしくて、参ってた心が癒されたほど。
同期たちとわいわいしゃべりながら、こうやってみんなとおいしいものを分け合う時間っていいなと、改めて思った。



最近また体調が悪くて、韓医院に通い始めている。
鍼治療を受け、漢方薬をもらっているのだけど、自分の体質・体調に合わせて処方してくれるので、行った後はかなり楽になっている。

私はどうやら、「太陰人」タイプらしい。

顔は円形または楕円形、目耳鼻口が大きく唇は厚い。体格は大きいほうで、筋肉と骨格が発達している。普通背が高く体の肥大な人が多い。特に手足が大きい。腰が太いほうで、上体より下肢のほうが丈夫だ。堂々として重みがあるように見える。女性は美人が少ない。
性格は仁のある人で心が広く活動的だ。執念と粘りがありおとなしく黙々と実践する。頑固で陰険、本心をなかなか見せない。欲深く驕慢なところがある。女性は愛嬌がない。怠けるときはどこまでも怠ける。豪傑か型、怖がり、事業家、政治家タイプである。

四象体質

ネットで打ったら、タイプ別の解説がいろいろあって読んだけど、当たってるなと思う。
韓国語で探した方が、詳しいのいろいろ出てきたけど。

もちろん、身体的な特徴は全部合っているわけではないけど、大まかな傾向はこの通りだと思う。
他の解説もいろいろ読んだけど、性格はだいたいあっている。

執念と粘りがあるけど、怠けるときはどこまでも怠ける。
欲深く驕慢だけど怖がり。
なるほど、私を言い表す言葉にこういう表現の仕方もあったのか。


血液型・星座占いとかと違って、体質によるタイプ分けだから、大まかに当たっていると思うし、信ぴょう性は高いと思う。
と、自分でも不思議なくらい、東洋医学に信頼を寄せている。

でも確かに、鍼治療と漢方薬を処方されると、だんだん調子でてくるし、気力も湧いてくるんだ。



さて、今日は徹夜で課題。
まだまだ見通しが見えない。
毎週火曜日は、徹夜になりそうだな。

2017.03.19

週末はなんとか、ゆっくりと時間を過ごせた。
疲れた身体を横にして、いろんな人といろんな話もできた。

正直自分のやらかしたミスを思うと、落ち込むし、ぐったりもするけれど、前を進むしかないんだな。
時間は元には戻らないのだから。


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1週間がんばったご褒美に、と久しぶりにカフェへ。
最近、私の近所のエリアが流行っていて、気になるところが何軒かあったけど、週末だからか混んでいてがっかり。
しょぼしょぼしていたら、友達が以前言ってたカフェを偶然発見。

その友達がおいしいと言っていた、「小豆ラテ」を注文。ついでに、久しぶりのキャロットケーキも。
聞いていた通り、たしかにおいしかったし好きな味だけれど、久しぶりに甘いものを食べたら、うっとなった。

あんなに甘いものが好きだったのに、いつからか甘いものを食べると気持ち悪くなるようになってしまった。
自然と食べなくなるようになってからかもしれない。
舌の好みも変わってしまうんだなぁ。
やっぱり私は、しょっぱいもの・辛いものが好きみたいだ。

とはいえ、ここは広かったし、雰囲気もよかったので、お気に入りのカフェにしていいかなと思う。
時間とお金の赦す限り、このエリアを開拓したいな。



久々に殺伐とした雰囲気のない日記だ。

まぁ、今週も始まってしまったら、あっという間に過ぎてしまうんだろうなぁ。
今週は特に、人に会う約束が多い。うれしいことだけど。
助教の仕事がどうなるか、まだ読めないなぁ。

それより、やっぱり学業優先で、がんばらないと。

2017.03.17

本当に本当にしんどい木金を過ごした。
私がここに来て以来、いちばんつらかったと言っても過言じゃないくらい。

院生として授業でやらなければいけないことと、助教として働かなければいけないことを抱えて2週間が過ぎた。
今週は特に、教授が海外から呼んだ教授と共に進行する行事がかなりあって、毎日ほとんどの時間を仕事に使わなければならなかった。
当たり前に授業はあるわけで、読まなくちゃいけないもの、書かなければいけないものを同時進行でこなさなければならず、ほとんど眠れない日々が続いた。

そんな状況の中、ついにパンクが空いてしまって。
やらなければいけなかった大事な仕事を、うっかり見落としてしまって、それのせいで多くの人に迷惑をかけ、その後処理に一日中追われた。

かなりメンタルが参ってしまって、ひとりごとで「しんどい…本当にしんどい…」と誰かに語りかけるようにつぶやいてしまうほど。
正直なところ、全てを投げ捨てて諦めたい気持ちになった。

周りの人に助けられ、なんとかなったけれど、私のせいで損をみてしまった人がたくさんいて、それを考えると本当にそのひとりひとりに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
これからも、それについて私がやらなければいけないことがあるけれど、せめて最後まで誠実にちゃんとこなそう。


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不思議なことに、こんなにしんどくてつらいのに、その中で感謝の気持ちもできたということだ。

全部私を成長させるための過程なのだ、私に足りない部分を補わせるための訓練なのだ、ありがたいなと。
どこまでもポジティブなのか、と言われたらそれなのだけど、重要なのはなにをするかじゃなくて、どうするかという「How」じゃないかと。


週末は溜まってた勉強をちゃんとやらなくては。
少しだけ身体も休めつつ。

今回みたいな失態は二度と起こさないと、きつく心の中に誓い、誠実な人間になりたいと思う。

2017.03.15

秒速で時間は流れ、いつのまにか週の真ん中。
週初めはかなりスケジュールがきついことに気づいた、開講2週目のこと。

特に今週は、助教の仕事がかなり多い。
文字通りあっちこっち走り回り、連絡を回し、教授の言うままに動き回る毎日。
月曜日には授業で発表があり、水曜日は授業が2つあって課題もある。
寝る間も惜しみ、くらくらしながらリーディングを読み、なんとか文字を書く。
ふと鏡を見たとき、この疲れきった顔をした女は誰なのかと問いたくもなる。


短い間に、うれしいこともあった。
授業の前に論評文を提出しなければならないのだけど、提出するとすぐに教授がひとりずつコメントを残していた。
私に宛てられたコメントを確認すると、「韓国語で社会科学的な文章がとてもよく書けている!」との文字列を見つけ、かなり驚愕した。

なぜなら、私は去年この教授の元に入学前、個人的に訪ねたことがあるのだけど、そのときに「あなた、韓国語もそのレベルで、さらに英語もできないって、本当にどうするの?なのに本人は随分楽観的なのね」と、褒め言葉ってよりも嫌味にしか聞こえないことを言われ、トラウマになりかけた。
初めて会う学科担任の教授に言われた言葉が、「あなたがどれほどの実力かは分からないけど、かなり苦労しそうだし、とらないほうがよかったかしら」という言葉だったからだ。

去年はたまたま、私がこの教授の授業を受講しなかったこともあって、この接触以来個人的な接触はあまりなかった。
それゆえ、今回この教授の授業を受講することを決めたとき、入学前のこの言葉を思い出して、正直こわいという気持ちもあった。

まぁ、当時も自分で分かっていたけれど、入学当初の私の韓国語の実力はひどかった。
日常生活を営うことのできる水準とはいえ、アカデミックな言語は次元の違う話だ。
当たり前なことにかなり苦労したし、自分でもよくこんな実力で入学しようと思ったなと、たまに呆れることもあった。

とはいえ、この1年でかなり成長できたようである。
もちろんまだまだ自分が納得できる水準ではないのだけど、少し前の自分と比べれば、その伸び率は明らかなもの。
今日こうして教授からの言葉を噛みしめながら、あぁこれでもちゃんと成長できているようだと、自分を肯定することができた。

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ひとまず息をつきたいところだけど、それはまだまだ叶わなさそう。
とりあえず、身体の健康のためにさっさと寝ることにしよう。