2016.07.20

ロゴを変えてみた。
久しぶりにフォトショを動かして、大したことないものなのに心身ともに疲れた。
中学生のとき、コンピューターグラフィックにハマって、夢中であれやこれやいじっていたけど、10年近く経ってしまって、すっかり忘れた。
でも楽しかったので、またちゃんと勉強したいな。


英語のセミナーのあと、教授との面談があり、わりと忙しなかった。
次学期、講義を受けようか迷っている科目があって、実際にどういうことをやるつもりなのかとか、そういう相談がしたくて、コンタクトをとった。
他学科の授業なので、あまり知らない分野なこともあり、(いや、だからといって専攻をきちんと理解しているわけでもないけど、直接聞いた方がいいなという目的での面談だった。
学部の講義と違い、院生の講義は履修をミスると悲惨なことになるので、それは避けたい。
実際に聞いたら、やっぱりおもしろそうだなぁと思ったし、リーディングより実習・観察中心なこともあるし、次学期受講したいなぁと思った。
そろそろ、受講申請の時期だ。
夏休みもあとひと月、と考えると、やっぱり憂鬱な気持ちになる。


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お父さんから送られた荷物の中に入っていた、日本のお菓子。
これ、一応韓国でも売ってて、よく見かけるのだけど、値段が2倍・3倍する。
久しぶりに食べたけど、やっぱりおいしい。
大事に大事に食べよう。



昨日今日で読んだ本は4冊。
そのうち1冊は、池上彰の『世界を変えた10冊』。

それを除いて、まずは三浦しをんの『きみはポラリス』。

きみはポラリス (新潮文庫)

きみはポラリス (新潮文庫)


昨日のジャンル分けに従えば、「娯楽」目的。
三浦しをんの作品の中でも、評判がよかったので、期待してポチった。
様々な形の恋愛を集めた短編集と聞いていたけど、わたしがこれまで読んできた恋愛短編集とは、少し違っていて、いい意味で裏切られた。
「恋愛」というより、「関係性」がテーマなのかもしれない。
「冬の一等星」がお気に入り。
短編集といっても、ひとつひとつが読み応えがあった。


トルーマン・カポーティの『誕生日の子どもたち』。

誕生日の子どもたち (文春文庫)

誕生日の子どもたち (文春文庫)


翻訳は村上春樹
ジャンル分けは、「教養」兼「娯楽」。
海外文学に対する苦手意識をなくしたくて、まず手を出してみた。
カポーティといえば、『ティファニーで朝食を』だけど、まずはと短編集から出発。

読んでみると、なぜカポーティの作品が名作といわれるのかが分かった。
翻訳者の技量もあるけど、なにより文字での表現力、あとリズム感。
なにより、この短編のテーマである「子どもの純粋さ」と、その対をなす「現実」。
すごい作品だなと思ったけど、カポーティの幼少時代を知って納得。

「世の中にはたったひとつだけ、どうしても赦せない罪がある。それは企まれた残酷さだよ。」

「感謝祭の客」作中このセリフが、とても印象的。
どの短編も良かったけど、特に「無頭の鷹」が衝撃的だった。
もっと読みたい。原書で読みたい。

村上春樹の翻訳は、読みやすかったし、なかなかハマっていると思うけど、他者の作品でも「やれやれ」って使うんだ。


そして、藤石波矢の『昨日の君は、僕だけの君だった』。

昨日の君は、僕だけの君だった (幻冬舎文庫)

昨日の君は、僕だけの君だった (幻冬舎文庫)

ジャンルは「娯楽」で、ネットで見かけて、気になって読んでみた。

あらすじの通り、一風変わった男女交際の形を実行する、大学生たちの話。
章によって視点を変えながら、それぞれの感情の裏側を見せていくのはおもしろかったし、一つの登場人物に偏ることなく、この異常な関係を客観視することができた。
なんとなく、序章で感じた予感が、ラストで見事的中して驚いた。
この小説をジャンル分けするとき、「恋愛」にカテゴライズするのは果たして正しいのか。

「きみとポラリス」と通じるところもあって、同時期に読んでよかったなと思ったりも。
読んだ人と、誰の恋愛観に共感するかっていうテーマで話したらおもしろいかも。
とりあえず、風子がとても魅力的だと思う。


と、いつもながら、薄っぺらい感想だなと思うけど、ここに本について書くときは、あくまでもメモのつもりだ。
「読んでない人が見てもネタバレにならないこと」を心がけているので、どうしてもふわふわと抽象的な感想になる。
でも、「書評」じゃないから、そのとき自分が読んでどういうことを感じたのか、あとで思い出せる程度の内容でいいかな。