2018.09.05
また、出口の見えないトンネルの中に深く、深く入ってしまった。
身動きを取るのがこわくて、しゃがみこんでしまう。
疲れた、もう疲れたなぁ。
肉親に当てたひどい言葉の刃は、やがて自分にも向かう。
こういうとき、自分がいかに無力な存在なのか、悲惨さに疲れて果ててしまう。
今週から復学をした。
再び学問に向き合う決意を固めたものの、再スタートというものは並々ならぬ。
正解が与えられない無数の問いの中に自分を落とし入れ、それはまるで中身のわからない箱をひとつずつ開ける作業に似ている。
果てしなく、また自分を立ち返るたびに虚しさに呆れる日々である。
でも、悲しいことに、そうすることでしか生きられないのだ、自分という人間は。
惜しむものは自然ばかり。
冷気を含んだ風に当たりながら、また新しい季節を向かい入れる。
絶望とは、常に自分の背後ろを憑いて回る。