2018.08.04

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体調を崩した。
寝て、吐いて、点滴を打って、薬を飲んで……なんとか回復をしている。
熱は未だに残っていて、平熱が低いから余計に気持ちが悪い。




自分が数年間、おざなりにしていたものをきちんと知りたいと思い始めた。
休学をして、人に会う時間を減らしていたけれど、最近は少しずつ人と接する機会を増やしている。
人と会うたびに、ああでもない、こうでもないと思考を巡らせてしまうけれど、そのことを話すと「頭で考えすぎ」と注意を促される。
2年間人類学者として、研究者としての視点が、良くも悪くも実生活に影響を及ぼしていることは薄々わかっていた。
もともと、思考に潜ることがすきなのだ。
考えることがすきで、人の話を聞いたり、本を読んだり、映画を見ることも、そのコンテンツを摂取することよりも、それらを自分の言語に通訳することが楽しくて、ついつい自分だけの殻に閉じこもって考えすぎてしまう。
自ら孤立を選んでいたことに危機感を覚えたのも最近のことだけど、ひっそりと息を潜めていた期間を経て今少しずつ人との交流を増やすことは、このような私の癖をリセットさせるのに効果的だと思う。
私は自分の思考に浸ることがすきで、目の前のことに対して誠実に向き合うことをおざなりにしていたのである。
習慣はすぐには変えられない。けれど、オフにしていたスイッチを入れるように、感覚が鮮明になっていくのを少しずつ体感している。
私は今自分の立つあらゆる環境をもどかしいと感じるのだけど、何よりも変えたいのは私自身なのである。


相変わらず考えることはやめられないので、積極的に外に出るための口実のために映画をよく見ている。
どこかでまとめたいなぁ。