2017.03.15

秒速で時間は流れ、いつのまにか週の真ん中。
週初めはかなりスケジュールがきついことに気づいた、開講2週目のこと。

特に今週は、助教の仕事がかなり多い。
文字通りあっちこっち走り回り、連絡を回し、教授の言うままに動き回る毎日。
月曜日には授業で発表があり、水曜日は授業が2つあって課題もある。
寝る間も惜しみ、くらくらしながらリーディングを読み、なんとか文字を書く。
ふと鏡を見たとき、この疲れきった顔をした女は誰なのかと問いたくもなる。


短い間に、うれしいこともあった。
授業の前に論評文を提出しなければならないのだけど、提出するとすぐに教授がひとりずつコメントを残していた。
私に宛てられたコメントを確認すると、「韓国語で社会科学的な文章がとてもよく書けている!」との文字列を見つけ、かなり驚愕した。

なぜなら、私は去年この教授の元に入学前、個人的に訪ねたことがあるのだけど、そのときに「あなた、韓国語もそのレベルで、さらに英語もできないって、本当にどうするの?なのに本人は随分楽観的なのね」と、褒め言葉ってよりも嫌味にしか聞こえないことを言われ、トラウマになりかけた。
初めて会う学科担任の教授に言われた言葉が、「あなたがどれほどの実力かは分からないけど、かなり苦労しそうだし、とらないほうがよかったかしら」という言葉だったからだ。

去年はたまたま、私がこの教授の授業を受講しなかったこともあって、この接触以来個人的な接触はあまりなかった。
それゆえ、今回この教授の授業を受講することを決めたとき、入学前のこの言葉を思い出して、正直こわいという気持ちもあった。

まぁ、当時も自分で分かっていたけれど、入学当初の私の韓国語の実力はひどかった。
日常生活を営うことのできる水準とはいえ、アカデミックな言語は次元の違う話だ。
当たり前なことにかなり苦労したし、自分でもよくこんな実力で入学しようと思ったなと、たまに呆れることもあった。

とはいえ、この1年でかなり成長できたようである。
もちろんまだまだ自分が納得できる水準ではないのだけど、少し前の自分と比べれば、その伸び率は明らかなもの。
今日こうして教授からの言葉を噛みしめながら、あぁこれでもちゃんと成長できているようだと、自分を肯定することができた。

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ひとまず息をつきたいところだけど、それはまだまだ叶わなさそう。
とりあえず、身体の健康のためにさっさと寝ることにしよう。