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2017.02.28

Winter vacation 2016-2017

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2月最後の日、ソウルは暖かく、春を間近に感じた。
花に添えられたメッセージは、「あなたにも あなただけの 花があります」と書かれている。
あなただけの花、という言葉に、先日読んだ『星の王子さま』を思い出さずにはいられなかった。

正直、不安定なスタートを切ろうとしている。
これから私が始めようとしていることは、本当に私ができることなのか、気を抜くとそんな不安が脳裏を占める。
単にひとりで右往左往する分には構わないのだが、これは私が揺らいでしまったら、確実に生身の人間に影響を与えてしまう。
しっかりしろ、と気合をいれようとするたび、事の重大さに足がすくむ。
でも、ここまで来たら、こんな泣き言は言ってられない。
焦らず、余裕をもって、誠実に、きっとこの心を忘れなければ、立ち止まるときがきても、揺らぐことはないだろう。



ごめんね青春! Blu-ray BOX

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そして、学期が始める前に、と焦るように『ごめんね青春!』を見た。
ずっと気になってはいたのだけど、見たら予想以上におもしろかったので、軽く感想を。

「赦すこと」が作品の大きなテーマなのだろう。
毎話、作中では「ごめんね青春」というラジオコーナーを通じて、罪の告白をする場面が描かれる。
ごめんねしたい相手(=罪を赦してほしい相手)が、ちょうどその告白を聞いていたり、あるいは聞けなかったりもするが、このラジオはカトリックにおける懺悔室の役割であろう。
舞台にカトリックの女子校と仏教の男子校が登場するように、この作品には宗教観が常に描かれる。
後ろめたいメタファーとして登場する、観音菩薩に扮した母親もそうだ。
主人公はもちろん、登場人物の多くは、罪の赦しを乞うたり、あるいは罪を赦したりする。

わたし自身宗教者であり、プロテスタント系ではあるがクリスチャンとして見たとき、この赦し赦される場面がとても興味深かった。
過去のこと、あるいは現在進行のことについて悔み、泣きながらラジオを通して赦しを求める姿は、やはり「一方的」なのであろう。
彼らはきっと、ラジオのDJでもなく、神様でもなくて、当事者に赦されたいのだろう。
ラジオでの罪の告白は一方的なものだから、その場で誰もレスポンスをしてくれない。
だからこそ、9話の罪の告白の赦しのシーンはグッときた。
きっとみんなこうやって、誰かに肯定してもらえないと、罪の意識から解放されないんだろうなぁ。

固いことだらだら書いたけど、役者みんな魅力的でした。
海老沢くんを目当てに見たけど、途中から中井さんにやられて、中井さんの懸命な姿にときめいてました。
「青春」っていうタイトルがついているのに、「高校生はいいなぁ」「高校生に戻りたいなぁ」っていう視聴後感にさせないのはさすが。
毎話先生たちが教壇で語る内容もグッときた。



こんな感じで、2月が終わり、そして冬休みも終わった。