2016.11.12

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今日ソウルの中心で、2000年代最大規模のデモの集会が開かれた。
うちの研究室でも何人か集まり、教授たちとも合流して参加したそう。
誘われ、迷ったものの、結局私が足を運ぶことはなかった。

民主主義とはなんなのか。
そもそも、国家とはなんなのか。国民とはなんなのか。主体性とはなんなのか。抵抗とはなんなのか。
学んでいることを整理しながら、いろいろと考えている。
答えは出ていないし、今この状況でどうするべきなのか、よく分からない。
それでも、今日の私が出した答えは、「沈黙」だ。
もう少し考えてみる必要があるし、私はやっぱり、今何か具体的な行動に移るべきではないと思う。

そんなことを考えながら、勉強していると、すぐ近くまでデモの行進がやって来た。
外に出て様子を見に行ってみたが、その空気に触れた瞬間、なんとも言い表せない感情に包まれ、鳥肌が止まらなかった。
「今、この瞬間」「ソウル市民」の熱量を体感した。
急に背筋が伸び、緊張感に襲われ、手足が震えた。

公正とはなんなのか。正義とはなんなのか。
社会学者の理論を当てはめながら、考え、結局その答えはいつ出せるのか分かりそうにない。