2017.11.22


心のバランスを完全に崩してしまった。
もう何を綴っていいのかわからない。
自分の語る言葉が何もかも虚勢のように聞こえて、本音を綴ろうとすると言葉が出てこない。


唯一心を開けていた相手にさえ、決裂を感じてしまって出口が見えない。
ただぎゅっと閉じこもっている。
慰めも励ましもすべて自分を否定し追いつめる棘のように感じてしまう。
もはや取り繕うふりもできない。

そんなわたしの不調を悟った周囲は、「自分を責めすぎだ」「抱えているものが多すぎる」と負担を軽くしてくれようとするけれど、その言葉にすらどう反応していいかわからない。
ただただわたしは、早く時間が過ぎるように願い、夜はベッドの上で丸くなって眠る。


平気なふりして生活を営むのも、もうだめだと誰かに泣き言をいうことも、叱責に耳を傾け身を正すのも、今は何もできない。
ただひとり、このときが過ぎるのを待つ。

2017.07.30

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気づいたらかなり間隔が空いてしまった。
そしてあっという間に7月も終わる。

先週は韓国の통영(統営)という地域に行ってきた。
통영に行くのは初めてで、行く前までは통영がどこにあるのかも知らなかったけど、とても良い場所だった。

アウトリーチとして、農村に行き子どもたちを対象に英語キャンプを開いた。
私は本当に子どもをケアするのが苦手で、自分には向いてないし一生できないと思っていた。
そこで出会った子どもたちは、私がこの子たちと同い年だった頃よりもずっと純粋で、やさしくて温かい子たちだった。
何かしてあげたくて行ったのに、振り返ると私がもらってばっかりだった。
何よりも、私の心の弱いところが温かく満たされるのを感じた。

来年以降も、可能な限り持続的に参加したいな。
いつまで参加できるのかの保証はできないけど、そこで出会った子どもたちのことはずっとずっと覚えていたい。


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いろいろなことを考えて、どん底に落ちこんだ日もあったけど、最近は明るい方へ少しずつ向かっているのを感じる。
「あんまり遠くを見るな。自分から離れたところを見るな。自分の隣を見なさい。」という言葉をもらったのだけど、本当にその通りだと思った。
私はずっと遠く離れた場所を見てばかりで、自分の周りは全然見えないでいたんだな。

2017.07.12

先週まで雨続きだったソウルも、ようやく梅雨が明けて本格的な夏到来。
蝉の声も聞こえるし、とにかく暑くてぐったりしている。

ここ最近は、人にあったり、パスポート更新したり、海外在住のいとこが一時帰国したり、成績が公開されたりと、わりとバタバタしていた。
ありがたいことに、今学期の成績が良くて驚いた。
私が何か寄与できたわけでもないので、教授は過程を見てくれたのかな、と努力が認められた気分。
今学期は特に、今までいちばんしんどくて、途中は何もできなくて横になっていた時期もあったからこそ、ありがたいなって思える。


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写真を振り返ると食べてばかり。
とはいっても、食欲があんまりわかないので量は全然食べれないんだけど。
毎年夏バテのたびに、麺類は果物類に逃げて、ますます体力を落とすのだけど、今年はなんとかたんぱく質を口にするように心がけている。
体力を蓄えたい、そんな夏。


いろいろなことがあったけど、私が落ち込むたびに励ましてくれる人がいるのはありがたいなぁ。本当に。
私はもっとポジティブな人間だと思ったのだけど、ここに来てから知らないうちにメンタルがやられて、気づいたらかなりの自尊心を拗らせていた。
自分を肯定することがなかなか難しい社会ではあるけど、せめて肯定的な言葉を肯定的に受け取れるようになりたいな。

2017.07.06

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休みに入ったものの、なにかとやることが多くてバタバタと。
湿気と暑さに参ったのもあって、家にいる時間は死んだように横になっている。


自分があまりにもメンタルが弱いことを思い知ることが多い。本当に。
最近は自分を追いつめるのはやめようと思っていても、期待が大きいのか自分にがっかりしてしまう。
よくないってわかっているのだけど。

つい最近、こんな言葉を言われた。
「比較するのはやめなさい。比較するとき、自分のworstと他人のbestを比べちゃうんだから。もし比較するなら、昨日の自分と比べなさい。」
この言葉に、頭の天井が抜けるような感動をもらった。
自分のworstと他人のbestを比べて、負けるのは当たり前だよね。
昨日の自分より発展すればいいのか、と思えるだけで軽くなれる。

そうとわかっていても、自分を責める癖が治らなくて。
ありがたいことに、私の周りにはそんな自分を認めたうえで励ましてくれる人がいる。
他人のコンプレックスを何度も「大丈夫」って励ますのって、本当にめんどくさいことだと思うからこそ、本当にありがたいと思っている。

暇があると精神分析の本を読むんだけど、「自責」の癖が強い私はナルシシズムなのではないかと思ったら、どうやらナルシシズムは自分に集中するときすべての原因を他人のせいにすることらしい。
むしろ、自責が強いときはうつ病の方らしく、やっぱり自己受容ができてないんだな、私。


季節のせいか、時間があるとこういうネチネチしたことにとらわれてしまう。
なるべく外に出よう、なるべく人に会おう、とはしてるんだけど。


なんだかまとまってないし、話があっちこっち。そして重い。
こういう形でもいいかな、たまには。

とりあえず、体の健康を整えれば、精神もそこに追いつくかな。

2017.07.01

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今年もなんとか、夏を迎えた。
無事に終講。
この過程はいろいろなことがあったけど、ひとまず終わり良ければ総て良しということで。

振り返れば、毎学期毎学期「今学期がいちばんしんどい」と言っている気がする。
苦痛って客観視できないのはしょうがないか。
どこまでいっても、主観的なものでしかないから。


無事に夏休みを迎えたわけだけど、今年の夏はバタバタしそう。
特に7月は、セミナーに参加するし、アウトリーチに行くし、TOEICの勉強に集中しなくちゃいけないし、その他諸々。
とはいえ、8月は東京に帰るつもりだから、7月はもうちょっと一生懸命がんばって、8月思い切り遊びたいなぁ。
とかいいつつ、既に遊ぶ予定も立てているのだけど。



簡単に事が運ばないことが多いけど、すべて自分の責任と帰結させるのはやめよう。
私にだって限界がある。
こんな当たり前なことを、忘れてしまうからこそ。

2017.06.27

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一日中机に向き合って、社会や文化についてああでもないこうでもないって文字を書き続ける作業は、けしてまともな精神でできることではないと思う。
体力はもちろん、尋常ではない量の精神力を消耗する。
簡単にいえば、心がかなり疲れるということなんだけど。
果てしなく抽象的な「なにか」に向かって、言葉を媒介に闘い続けることは、限りなく容赦のない孤独な世界だ。

私が、長く学術体系にとどまるつもりのない理由のひとつは、果てしない孤独の前で立ち向かうことを選択できないということがある。
特に私の専門である社会科学系は、延々とひとり社会の嫌な面に向き合い、それを深く深く潜って探らなければならない。
人生のいくつかの時間をそこに充てることはできても、生涯捧げることは私にはできそうにもない。


研究者とは、学者とは、どこまでも孤独な人だと思う。
周りを見ても、研究所を読んでもそれを痛感する。



Angela Aki - Tashika Ni Multi-angle アンジェラ・アキ


そんな感じでまいっていた心が、ふと流れた一曲によって救われるような気持ちになった。
知っている曲のはずなのに、まったく新しい歌のように聴こえた。
昔聴いたときは、「愛」という言葉が出てくるから「恋愛の歌」なのかと勝手に思っていたけど、全然ちがう。
どん底にいる人を引きずり出す、明るい光のような歌だ。
歌詞にも「朝焼け」って出てくるけど、まさに夜明けのように聴こえた。

私は、苦労や不幸を美化することがあまり好きじゃない。
でもこの歌を聴いていると、しあわせがそういうつらいことの上に成り立っていることを実感させてくれる。

歌詞全編が素晴らしすぎるので、がんばっている人、特に疲れて立ち上がる気力のない人にこそ響くのではないか。

2017.06.25

10日以上日が空くのは初めてかもしれない。
「なるべく毎日、もしくは2日にひとつは書く」という目標でやっているのにも関わらず、こんなにも低浮上になってしまったことにはちゃんと理由があって。
学期末真っ最中です。

24日にひとつ、25日にひとつ期末paperの提出があって、先週は毎日デッドラインと闘っていた。
加えて、先週の月曜日から急きょ日本から両親が来て、学期末の忙しさが普段の10倍くらいに。
ほとんど学校で過ごしていたから両親の顔もまともに見れなかったんだけど、課題の提出をしたあとは、やっと少しだけのんびりと一緒に時間を過ごした。
といっても、私が疲れすぎて、ほとんど死体の状態だったんだけど。
「よりによってこんな忙しいときに来なくても…」と思うけれど、それでも久しぶりに両親の姿を見るだけで、精神が安定するのがわかってうれしい。


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学校や家族のことだけでなく、他の要件でもばたばたしていた。
友達の誕生日をお祝いしたり。
久しぶりに会うお姉さんとごはん食べてたら、共通の知り合いと偶然出くわしたり。
世間は狭すぎる。


にしても、私の休みはまだまだ遠い。
学部生なんかは先週からとっくに夏休みだし、他の院生もほとんどは夏休みに入るのに、私にはまだ28日の発表と30日デッドラインの課題が残っている。
あと一週間だけ踏ん張ろう、と心を決めてもこれがなかなかキツイ。

正直、文字を書くということを愛している私でさえ、言葉をこわいと思うようになる。
私の書く言葉は、果たしてどう受け取られるのか。
私はこの人の言葉をきちんと受け取って書けているのだろうか。

そんな私の背中を押す言葉は、「誠実さ」ということ。
できてもできなくても、誠実に向き合う姿勢を崩さないように。


今週だけちょっと力を振り絞って、3学期目の区切りを。